2008年 10月 14日

生涯賃金

人が一生涯掛けて稼ぎ出す収入を生涯賃金と言います。

お金について、真面目に考えるのって、
いやらしく感じてしまうのもあるので、
めったに考えませんが、
自分が一生で、どれだけ稼げるか、
って、やっぱり気になりますよね。

一般に言われるのは、
大学新卒で、22歳~60歳までの
38年間正社員で働き続けれたとして、
平均3億円と言われています。

じゃあ、3億円を38年で割ると平均年収は780万円弱。
ボーナスを考えず、換算すれば、月収65万円ぐらい。

でも、国民全体の平均年収というのは
400万円強と言われるので、
生涯賃金というのは半分の1億5千万円が現実的ですね。

私が様々な職場を経験して違和感を感じる点は、
皆、目の前の収入の為に一生懸命な点。

「お前、そんなんじゃ給料上がらないぞ」と、部下を脅したり、
「やった!沢山残業したから、今月給料多いよ」と、喜んだり、
「なんで、あいつの方が給料多いんだよ。」と、くやしがったり、
「うちの会社は収入多いから辞めるのはもったいない」と、安定志向になったり、
「よく、あんな安月給で働くよなー」と、やや上から目線になったり、
「あいつ、転職して年収上がったみたいだよ」と、うらやましがったり。

そんな感情ってよくあると思います。
でも、それって生涯賃金で考えると、ほんの一時的な事。
いつだって逆転できるし、いつだって追い抜かされる可能性もあります。

極端な例でいえば、
59歳までニートをしていて、生涯賃金が0円だったとしても、
60歳に3億円の宝くじを当ててしまったら
38年間汗水流して働いてきた人と同じ生涯賃金になるんです。

もちろん、ニートをしろ、とか、一生懸命働くな、という事じゃないんです。

普通に考えれば、
3億円の宝くじが当たるのを期待するより
頑張って生涯賃金を3億円になるのを期待する方が、
はるかに賢いですし、確実ですからね。

20代というのは特に年収ばかり気にして働くよりも、
自分の成長を気にして働くべきなんです。

他の人よりも年収が少ないからといって、悲観しすぎる必要もないし、
今、他の人よりも年収が多いからといっても、
リストラや倒産、市場の変化があれば、生涯賃金はどうなるか分からない。

時に無収入の時期があっても、
何かを学んだり、時間を有効に使えれば、
生涯賃金が上がるかもしれません。

だから、今の収入に一喜一憂するんじゃなく、
「どうやったら、収入を上げられるか」と、
自分のキャリアに対して真剣に向き合うべきかもしれませんね。

参考:http://annualincome.seesaa.net/article/42493519.html

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