2011年 04月 28日

情報を探す時代から情報発信源を選ぶ時代へ。

最古の情報伝達方法は、

ジェスチャーだか、言葉だか分かりませんが、

極端な表現をすれば隣人がメディア代わりだったと思います。

そこから、優れた文明では、

文字というものが生まれて、

紙のような優れた記録媒体が生まれ、

同じ内容を伝達する技術が育ち、

距離が離れていても伝わるメディアが出てきました。

そこから、歴史は進んで、

隣人の口コミという強力媒体は残りつつも

ラジオ、テレビに代表される一瞬で洗脳できる力さえある

マスメディアが生まれ、大きく世界が変わり、

IT(情報技術)の申し子というべきインターネットが生まれます。

そんな中、

マスメディアの一方通行の情報に人間が飽きたのか、

今度は、Googleに代表される検索エンジンが

10年前ぐらいから一気に広まりました。

検索エンジンはとりわけ

こちらから情報を探しに行く、選びにいくメディアなので、

ある意味、大きく情報文化を変えました。

ただ情報を選ぶ時代になったのですが、

結局のところ図書館のようなもので、

その個人のポテンシャルによって得られるメリットの差が大きい。

検索するキーワードが思いつかなければならないという部分が

メディアとしては限界の部分なのかもしれません。

※とはいえ、検索エンジンは飽和状態になりつつあるだけで、
 これからも欠かせない情報源というのは変わりません。
 

また、

検索エンジン自体のお陰で加速した情報発信の多様化に

検索エンジン自体では対応できなくなりつつあるのかもしれません。

取得できる情報が多すぎて早すぎて

今や現代病ともいえるようなストレスを生んでいます。

そんな中

FacebookやTwitterに代表される

ソーシャルメディアが隣人の口コミ要素を伴って、

また新しい情報革命を起こしつつある。

情報というものは、どうしても

受け身にならざるを得ないものがあり、

情報を選ぶというのは厳密に言えば無理な話しです。

ただ、情報を選ぶのは無理でも、

影響を与える情報発信源を選べる機会が、

ソーシャルメディアによって急激に増えています。

テレビで言うところのチャンネル数が日々増えているようなものです。

ソーシャルメディアもいずれは飽和状態が来るかもしれませんが、

検索エンジンのような情報革新は今まさに起こしており、

2010年代という時代が求めているメディアである事は

間違いないでしょう。

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