2016年 08月 30日

検索エンジンを使う2種類の目的

WEB集客をした経験があれば、

SEOの重要性は身をもってご存じかと思います。

 

検索エンジンからのアクセスが、

申し込み、売上につながりやすいのは

検索する側に目的意識があるからです。

 

検索エンジンマーケティングの代表格で

リスティング広告という広告がありますが、

10年くらい前はお客様に提案すると、

「広告は嫌いだから」と引かれる方もたくさんいました。

 

人が検索エンジンを使う理由は2種類あって

一つは知りたいから、

もう一つは買いたいから。

 

知りたい検索」をした時に商用の広告があれば

「うっとおしいね」と嫌悪感を抱かせますが、

買いたい検索」した人に商用の広告があれば、

「いくらだろう?」と一気にAIDMAでいう後半戦に突入です。

 

広告は「買いたい」目的の検索に向けてなので、

むしろ「売ってる業者を探そう」目的の検索がターゲットです。

 

だから、検索エンジンマーケティング上で理想のリスティング広告運用は、

「知りたい検索」目的のユーザーへの露出はなるべく避けて、

「買いたい検索」目的のユーザーに向けての露出を増やす事になります。

 

ただ、これだけ「検索」と密にしている自分でも

「検索」という行動を思い浮かばない「欲求」に時々気づかされます。

 

以前、ジム用の運動靴が壊れていて買う必要あったのですが、

靴屋さんに行く暇ないなぁと、アロンアルファなど付けて何とかしていたところ、

ネットで買えばいいじゃん、と検索したのは1か月経ってから(笑)

注)ちなみにネットで靴を買う事はよくあります。

 

これだけ具体的な「欲求」なのに

これだけ「検索」で仕事している自分でも検索しない。

そう、検索エンジンマーケティングの限界ってここにありますよね。

 

中には入れ食い状態で売上に繋がるキーワードもありますが、

それを当たり前と思って投資や改善を怠っていたら、

検索順位がいくら上位をキープしていても売上は停滞します。

 

そこで変な「楽して儲けさせてくれそうな」SEO屋さんにつかまって

順位が落ちて悪循環を引き起こすケースもあったり。

検索エンジンマーケティングは有限である検索回数以上にマーケットは広がりません。

 

じゃあどうすれば?って事なのですが、

「買いたい検索」目的のワードばかりではなく、

「知りたい検索」目的のワードでも対策を練る事です。

 

でも、前述の通り「知りたい検索」時の広告は嫌われます。

「知りたい検索」には「商品」でなく「情報」が必要です。

そうなると、どうしても提案の中に「ブログ」や「SNS」活用が入ってきます。

 

少しでも満足できる情報で繋がって(コミュニケーションとって)、

買いたくなった時の選択肢に加えてもらう、

長期的なマーケティングになってきます。

 

サイト内ブログはSEO(検索エンジン最適化)に向いていますし、

ユーザーとのコミュニケーションの場にもなります。

PR(パブリック・リレーションズ)というやつですね。

 

知りたい人に知りたい情報があればじっくり読んでくれます。

じっくり読んでくれれば親近感を抱いてくれて、信頼をしてくれます。

信頼、親近感があれば、買うときの選択肢に入りやすくなります。

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